まち歩き 歴史

渡辺綱・駒つなぎの楠

投稿日:2014年8月14日 更新日:


んと大阪府の天然記念物第1号に指定された「渡辺綱・駒つなぎの楠」は1945年6月7日の空襲で都島区は大きな被害を受け楠の大木も焼夷弾を受けて枯れてしまいました (´・ω・`)
明治42年(1909)まで旧善源寺村の産土神社が鎮座したところで、この樟の大樹は同社の境内にあったものです。この樹は平安時代の中ごろ、源頼光が社を創建する際に植えたもので、頼光の家臣の渡辺綱が参詣するとき馬をつないだとの伝承があるところから「渡辺綱・駒つなぎの樟」と呼ばれています。この伝承は当地が鎌倉期に源氏ゆかりの多田院領善源寺荘であったことや、この樹が樹齢 900年余もの大木であるところから、酒呑童子退治で有名な源頼光や渡辺綱に結びつけられて生まれたものと考えられます。
 『大阪府全志』によれば、大正の頃、この樟は周囲約12メートル、高さ約30メートルもの大木でした。昭和のはじめに大阪府の天然記念物に指定されましたが、戦災で枯死し現在は往時の姿を偲ばせるだけになっています。
明日は終戦記念日、今日はその前日として北区をちょっと出て今も残る戦争の傷を紹介しました。
名称:渡辺綱・駒つなぎの楠
住所:〒534-0015 大阪市都島区善源寺町1-11-26
大阪市都島区善源寺町1-11-26

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平井 裕三(管理人)
どんな時でも楽しく人生の達人(Master of Life )を目指し、かまやつひろしの「どうにかなるさ」を口ずさむ40代のおっさん。 個人の活動はMaster of Life』で発信中。上の名前をクリックするとjumpします。

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