暮らす 歴史

今年の地蔵盆は数珠繰り(じゅずくり)を見ようと思った!けど・・・

投稿日:2015年8月24日 更新日:

主に関西を中心として行うお祭り

「地蔵盆」って通じる地域と通じない地域があるのですね。全国で信仰されているお祭りではなく京都を発祥として西の方で主に信仰されている祭りです。

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その理由は定かではありませんが、地蔵盆が京都を中心として流行ったのが室町時代。

その時代以降にお地蔵さんがたくさんできた関東では地蔵盆は普及しなかったといいます。

また関西でも新興住宅地では地蔵盆をやっている地区はやはり少なく、京都市内や大阪市内などの古くから人口が密集している地域または周辺の都市でも旧街道沿いなど地域では信仰が強いようです。

しかしそれも世話人といわれる人がいる地域の話で、高度成長時代以降そのような伝統を受け継ぐことを積極的にしなかったので、どの地域でも世話人の高齢化、後継者不足、後継者不在による地蔵盆の休止(大体どこも廃止ではない 汗 事実上は一度途絶えると廃止なのだが)が増えています。

我が地元中津でも
中津の北向き地蔵は今年は世話人不在で地蔵盆が無し!!

と言う記事を掲載しました。

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地蔵盆が廃れていく理由

地蔵盆が廃れていく理由はお地蔵さんのありがたみが薄れたわけではなく地域のコミュニティの崩壊です。

高度成長期以降各世帯は所得が増えて生活が豊かになりました。三種の神器と呼ばれた家電や車なども購入することができ各世帯が自立していきました。

自立というのは地域からの独立にもなり、その結果頭を下げてお願いしていたことも地域に頼まずにお金で解決するようになりました。

昔は地域でお互い様でやっていた葬式や結婚式も持ち寄りでなく自分たちでやるに変わりました。

そのことは地域行事にもあてはまり、地蔵盆もそのひとつです。

うちには子供がいない、子供に道徳は学校や塾が教えてくれる。

などの理由により係わる人が減ってきています。今主に世話人をしている方は実は関係のある孫がこの地区にいてない方が多いのかも知れませんね。

そんな地蔵盆ですが今年は天神橋4にある錦地蔵さんの地蔵盆を見ようかと思いました。その理由は未だに数珠繰り(じゅずくり)の習慣が残っている地蔵尊なのです。

と言うことで19時開始を目指して移動です。

途中扇町公園の横の地蔵尊も絶賛地蔵盆開催中!な感じ

地蔵盆

天神橋筋を横切り天神橋筋商店街のわなかのたこ焼き屋さんを曲がりてんまホテル(ラブホ)を曲がる丁度LEDが「この先すぐ→」と表示してくれてます(笑)

てんまホテル

てんまホテルの端に目指していた「錦地蔵」さんがあります。

錦地蔵

そして19時なり地蔵盆が始まりました。

錦地蔵

そしてお坊様が読経をしてくださった後に数珠繰り(じゅずくり)が始まるかと思いきや今年はしないそう。

昨年が雨で準備のわりに大変だったとか、今年は日曜日と重なったために子供の集まりも悪いだろうから中止にしたなどさまざまな憶測が。いずれにせよ数珠繰り(じゅずくり)は休止です。

錦地蔵

お話を聞いてみると来年はやります的な返事でしたので来年は数珠繰り(じゅずくり)を見ることができるよう期待しましょう。

数珠繰り(じゅずくり)の様子は都心であっても、お子がいれば地蔵尊は残る、と、錦地蔵を見て思うをご覧ください。

名称:錦地蔵の地蔵盆
住所:〒530-0041 大阪府大阪市北区天神橋4丁目3-4

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平井 裕三(管理人)
どんな時でも楽しく人生の達人(Master of Life )を目指し、かまやつひろしの「どうにかなるさ」を口ずさむ40代のおっさん。 個人の活動はMaster of Life』で発信中。上の名前をクリックするとjumpします。

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