河川レンジャーって、誰?何してるの?
河川レンジャーってご存知ですか?私もつい3年前まで知りませんでした。
大阪市北区は近くに新淀川や大川が流れている場所にありますが、川のことを住民が積極的に知ろうとは思いません。
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その背景には川は危ない所だから近づくなと大人に言われて育ってきたこともあると思います。
行政に依存した川の管理
国や自治体が進めた治水・利水中心の川の整備により、地域住民が抱いていた「自分たちの川」という意識は薄れ、川の管理は専ら行政に依存するようになりました。
川と人々との係わりの変化
川の整備により、国民の生活は安全かつ豊になりましたが、かつて盛んであった人と川との係わりが薄らいでいき、川の存在は人々の意識から遠ざかっていきました。
下記は八幡市役所サイトから引用した木津川にあった水泳場。(右奥が男山です)それくらい川は身近でした。
治水・防災の問題
川の利用形態や国民生活の変化等により、住民の水害に対する認識は薄れ、行政とともに水害から地域を守っている水防団も人手不足等の課題を抱えています。
川を活かした環境学習や住民活動の高まり
川の環境保全活動や美化活動、学習活動等が活発化し、これらの活動に社会からの期待や評価も高まっています。
(上記は河川レンジャー公式サイトより引用)
そこで河川レンジャーは、このような背景のもと、これまでの行政中心の川の管理・整備から、住民と行政が一緒になって、川を守り、育てていくために誕生しました。
これが河川レンジャーです。河川レンジャーになれば主に下記のような活動を行います。
防災の推進を図る活動
○防災意識の啓発(体験談に基づく水害への対処方法の学習会等)
○自主防災活動の活性化(水防活動、集団避難活動等)
川の管理を支援する活動
○不法投棄の監視
○河川利用者への安全指導
○河川美化(清掃活動、除草活動等)
○節水意識の普及・啓発・学習
川の環境保全を図る活動
○環境啓発(自然観察会等)
○動植物の保護、貴重種の監視
○水質監視・測定
川の歴史・文化を普及・啓発する活動
○歴史・文化教室(河川と地域の歴史、河川にまつわる文化等)
○イベント
○河川啓発(体験学習、出前講座等)
川づくり・人づくりへの参画・支援する活動
○住民等の河川整備の計画段階からの参画・支援
○川の人材育成
今年は河川レンジャーを目指して養成講座を受講してみました。
昨年も受講しようと思っていたんですが、仕事の都合で受講ができなくて今年はなんとか受講できたので計4回受講しました。
主な内容はこんな感じです。
4回の講義を終えてはれて修了証をいただきました。
あとは河川レンジャーになるには最終のプレゼンを行って審査を受けるのみです。
毎年数十人受験して2~3名程度の合格率。無理やろなぁ。
これから環境や防災(水防)でますます関心の高まるであろう河川レンジャー興味のある方は是非公式ページものぞいてみてください。
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