東京で「丹波」というとほとんどの人が丹波篠山と言うそうです。古く丹波国と呼び大阪北部から京都府の中部と北部、兵庫県の北部と中部の東辺までの広範囲を指す。そのため現在では丹波・丹後・但馬を三丹と総称することもある。
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この「丹波」の名前が人気で地域の生産物のブランド化に先に使用したのが兵庫県の篠山市。東京で丹波と言えば篠山なのはこの「丹波黒豆」や「丹波松茸」などの丹波ブランドを確立したからである。
しかし兵庫県側は篠山市及び丹波市で人口・面積ともに全体の2割弱、京都府側は亀岡市、南丹市、船井郡京丹波町、綾部市、福知山市であるので、兵庫県部分より京都府部分のほうが広大である。昔国分寺も亀山(現在の亀岡市)に置かれたので京都の方が丹波の中心なはずである。
また兵庫県の旧氷上郡が町村合併で周囲の反対を押し切る形で丹波市を名乗り、京都の丹波町が丹波市に遠慮して、京丹波町に改名することが起こる。
そんな「丹波」のブランドの取り合いは全国的に兵庫県であるような印象になってます。例えば有名な黒豆。丹波の黒豆といえば篠山とまで言われています。そしてなんと枝ごと売っています。
この枝ごと販売は地元では大変な評判になりました。もともと黒豆は乾燥させてお正月等に使用するもの、それを10月に枝ごと収穫して、売ることができるようになり、高齢化と担い手不足の篠山周辺の黒豆農家は大変喜びました。
10月以降、乾燥、選別の作業をしなくてもいいし、枝まで消費者が持って行ってくれるのです。さらに枝付きだと豆の正味の重さもよくわからなくなり、新鮮さを強調しているものの正直お得なのかどうかわからなくなりました。そして最初は物珍しかった枝付きも、そろそろ家庭でのごみとして困る話もちらほら聞くようになりました。
そんな状況で篠山市内ではうちが一番だと波部黒と川北で私たちが1番の戦いが続く中、ここ最近京都府がジリジリとシェアを伸ばしています。
それがこの「紫ずきん」です。丹波黒大豆を枝豆用に品種改良された品種名で本場の黒豆よりやや早い時期に出荷されます。
この「紫ずきん」は秀品が200g優良品は400gでパックされていますが秀品は長持ちするようにP-プラス野菜でパッケージされ、生産者のコードも載っているので栽培記録も確認できます。
京都府が生んだ枝豆用黒大豆「紫ずきん」ぜひ夜のおつまみ用にどうですか?
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