明治の治水により新淀川の完成で川の傍でありながら水害の危険から回避できた町、中津。国道176の高架、阪急電鉄の高架により近代的な町になった中津。そんな時代の変化の中で一部昔ながらの街並みが取り残されましたが、これがまたインフラ(インフラストラクチャ)の崩壊がこれから日本のあちこちで起こるだろうと言う中で時代の先端をいってます。
そんな中、中津の街中である植物を見かける機会が増えました。その植物は「ランタナ」です。数年間に湖や川で「ホテイアオイ」が繁殖しすぎて生態系を乱しているというニュースがありましたが、ホテイアオイも観賞用として確か日本に輸入されたはずです。
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「ランタナ」は園芸好きの方ならご存知だと思いますが、きれいな花をつける植物でホームセンターなどで1鉢100円くらいで販売されています。花の色が変化することで別名七変化(しちへんげ)とも呼ばれ、赤・橙・黄・白など鮮やかな色の花が咲きます。この花を私も数年前から見てるのですが茎が大きな個体になると木のようになります。しかもどう見ても越冬している大きさの木を春先に見かけるのでこれは多年草なのか?と気にしておりました。
中津に引越ししてきてから淀川の河川敷や阪急電車の高架下でランタナのコロニーを見かけるようになり、もしかすると「ランタナ」って数年後には「ホテイアオイ」みたいに社会問題になるのでは?と思えてきました。
実はこのランタナちょっと困った問題がありまして、ヨウシュヤマゴボウ、褒めて言えばブルーベリーの実のように見えなくもない果実には毒があるのです。種子にランタニンと呼ぶ毒が含まれていて、哺乳類(人)が食べると激しい嘔吐や下痢などを起こします。しかし鳥類には無害でより遠くへ運ばれて子孫の反映を考える賢い植物です。同じような植物にトウガラシがあります。トウガラシもカプサイシンと言う哺乳類の苦手とする成分を開発し、哺乳類には食べられないように進化し、鳥類に食べられるようになり、鳥類の消化器にあわせ種も硬くなく進化してきたんですが、あるとき哺乳類の1部である人間に好き好んで食べられるようになり計算が違った植物がありますが、人間には無害です。このランタナは種には毒がるので近い将来誤って子供が食べてその量が致死量であれば当然ニュースになり、全国で一斉に野生化したランタナの調査やら園芸種としてのランタナの栽培が禁止になったりと動きがあるかもしれませんね。
ランタナは丈夫で花がきれいで園芸種としては申し分なく日本にやってきましたが、もしかするとトウガラシもランタナも花で注目されたり食べられたりで人間に注目されて鳥類以外の伝達方法を考えてのが偶然でなく必然であるとするなら自然界ってやっぱし人間の考え及ばない世界だなと思いました。
どちらにせよ「ランタナ」は数年後に日本での社会問題になると思います。そのランタナがもう冒頭のコロニー化している中津ってやはり時代の1歩、2歩先を行ってる町だと思います。
お子様がいる家庭は念のためにランタナの花と味を見せてこれは食べたらあかんし友達が食べそうになったら注意するように言うておいたら安心かもしれません。
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どんな時でも楽しく人生の達人(Master of Life )を目指し、かまやつひろしの「どうにかなるさ」を口ずさむ40代のおっさん。
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