何回かお伝えしている此花区伝法周辺。数回足を運ぶとこの地域の昔のことが想像できるようになりました。上記の地図は昔伝法川が流れていた跡を塗った地図ですが、これはごく最近の話で本当の伝法の北を流れる新淀川が無い時代が面白かったんだと思います。特に伝法川より北の北伝法は福町などともつながっており、尼崎方面から来る人や、大阪に着く舟などでにぎわって活気があったんでしょうね。
そんな伝法ですが、森巣橋は昔伝法川と正連寺川の分かれ目でした。そこに鴉宮と言う神社があるのですが、そこには豊臣秀吉が出兵の際、瀬戸内より日本海への安全を祈願したところ、神告どおり海路平安、また三本足の霊鳥「八咫烏」が軍船の前後を飛んで船を守ったと言われて傅母頭神社と言っていた名前を鴉宮に返させました。その由来と同時に千成ひょうたん発祥の地でもあるそうですが、この鴉宮からすぐ近くにある伝法東公園に何故か、八咫烏神社と言う祠があります。
鴉宮は上の地図で1です。2は旧鴻池本店その間にこの公園はあります。つまり昭和30年以前は川の中だったところです。なぜここなのかはわかりませんが、きっと鴉宮との関係はあると思います。
ちなみに鴉宮は全国の熊野神社と同じくJFA公認のサッカー守りを販売しています。
名称:伝法東公園の中の八咫烏神社
住所:〒554-0002 大阪府大阪市此花区伝法2-11 伝法東公園
[map]大阪府大阪市此花区伝法2-11[/map]