室戸台風で無くなった19名の慰霊塔
北区長柄に鶴満寺という天台真盛宗寺院がある。

鶴満寺を正面から
境内には鬼貫供養碑などがありますが、この境内に風害慰霊碑があることは意外と知られていない。私も北区のフリーペーパー「つひまぶ」 の取材で知りました。
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この風害慰霊碑は昭和9年の室戸台風で、倒壊した校舎の下敷きになり亡くなった大阪市立豊崎第四小(現豊崎東小)児童19人の冥福を祈り建立された慰霊塔です。
風が強かった室戸台風
室戸台風は雨よりも風の被害が強く特に大阪に上陸したのが、8時以降で学校に通学または到着した時間あたり。当時は多くの学校はまだ木造校舎で大阪市内にある240校の学校の古い木造校舎180校がすべて被害を受けたといいます。
大阪城公園にある教育塔はこの室戸台風の被害を2度とおこさないようにと寄付を募って建てられたと聞いてます。また暴風警報で学校が休校になるのも室戸台風以降と知りました。
そして北区にも鶴満寺に風害慰霊碑があります。

鶴満寺の風害慰霊塔
毎日新聞の50年前の記事にこのような記事を見つけました。
毛馬の閘門からも近いので皆さん長柄を通られる際は立ち寄られてはいかがでしょうか。
この風害慰霊碑の事も書かれている「つひまぶ」vol.9(2016.11月号 災害史号)も是非お読みください。
名称:鶴満寺の風害慰霊碑
住所:〒531-0063 大阪府大阪市北区長柄東1丁目3−12 鶴満寺内