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十三大橋の水防碑 @中津

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実は見所一杯の十三大橋

十三大橋を車で通るとあっという間ですが、徒歩や自転車で歩くと実は十三大橋は見所一杯のスポットなんです。以前十三側の「十三大橋の交通安全地蔵尊」を紹介しましたが、またいずれ紹介していきたいと思います。
中津側から十三大橋に向かうと、実は手前に十三小橋という橋が架かっています。(ほとんどの方が気がつかないと思います。)
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この十三小橋は新淀川の横を流れる長柄運河に架かっている橋で、今はもう長柄運河は地下にもぐって水はありませんが、その時代の名残です。
参考:長柄運河の今をたどる

浜中津橋

浜中津橋


この十三小橋の左側の歩道を歩いて十三大橋のたもとに水防碑があります。ちょうどこの先に高架下からあがってくる道がありその道と合流する手前です。この道に架かっている橋は浜中津橋と言って日本最古の鉄道橋なのですが、その話はまたの機会に。
十三大橋の水防碑

十三大橋の水防碑


回の主役はあくまでも水防碑。水防碑でそんなに長い記事書けるんかいな。「浜中津橋」や「常夜燈型の道標」が近いからセットで記事書けばええやんと突っ込まれそうですが、実は水防碑見たときになんか違和感がありました。なんだろうこの違和感と思ってましたが、そのうちにそんなことも忘れてしまいましたがつい先日その違和感が何なのかわかりました。

デジャブな気分になる水防碑

十三大橋の水防碑

十三大橋の水防碑


うなんです。この水防碑以前どこかで見たんです。でも十三大橋の袂ではなく、どっか別の場所で・・・ネットで調べてみると下記のように水防碑がでてきます。正面がやや反った物もあれば面一の物もあれば、ここに紹介してないですが、福島区吉野にあるように全く違う水防碑なんかもあります。きっと私が見たのは都島の藤田美術館(太閤園)の近くの物です。

どうも昭和50年台に大阪市内のあちこちに水防碑が建てられたようです。
表の文字はどこも「災害は忘れたころにやってくる 」と書いてあります。形の特徴としては先に書いたように正面が面一のものと、少し反ったタイプがあるようです。
裏にこの地域の防災への特徴がかかれているようです。

十三大橋の水防碑の裏

十三大橋の水防碑の裏

大淀区はこれまで台風に伴う高潮により幾多の水害に見舞われたが中でも昭和九年(1934)の室戸 同三六年(1961)の第二室戸台風より多くの人命と財産が失われた
近年こうした大水害はほとんど見られなくなったがこのような平時においてもなお一層人々が水防意識を高め、不断の努力で災害を防除することを念願してこの碑を建立する
昭和五十五年秋
大阪市

名称:十三大橋の水防碑
住所:〒531-0071 大阪府大阪市北区中津7丁目付近

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平井 裕三(管理人)
どんな時でも楽しく人生の達人(Master of Life )を目指し、かまやつひろしの「どうにかなるさ」を口ずさむ40代のおっさん。 個人の活動はMaster of Life』で発信中。上の名前をクリックするとjumpします。

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